「日本遺産」は地域の伝統文化をまとめた認定ストーリーをもとに、文化財を活用した地域活性化・観光施策を推進しています。
平成30年5月に認定されました『鬼が仏になった里「くにさき」』についても、平易な文章を心掛けて作成しましたが、より多くの人に触れてもらいたいという願いから絵本形式のストーリーブックを制作していました。小学校高学年をメインターゲットにして作成しましたが、大人が読んでも味わい深い内容になったと感じています。
絵本形式を採用したのは、【絵本は親子で読むもの】であるからです。絵本で見つけた「くにさき」の文化財を実際に見に行くには、どうしても保護者の助けが必要です。ぜひ親子で絵本を読んでいただき、「くにさき」の日本遺産を実際に見に行っていただければ幸いです。
また、本ストーリーブックは、英語版・フランス語版にも対応しています。以下のPDFデータからご覧ください。
絵本のあらすじ、挿絵について
絵本のあらすじ
大阪で暮らす主人公たろうは「くにさき」のおばあちゃんの家に遊びに行きます。
その晩、おばあちゃんは「くにさき」の鬼の昔話をしてくれました。
「鬼なんているはずがない」と思うたろうでしたが、夜更けに不思議な夢を見ます。
絵本の挿絵について
絵本(挿絵)は、中川学先生(代表作:『だいぶつさまのうんどうかい』『やまびと』など)に制作していただきました。中川先生は京都・瑞泉寺の住職でもあり、仏教世界をモチーフにしたイラストを多く手がけています。エキゾチックで美しい色使いが日本遺産「くにさき」の世界観に合致すると考え、依頼をさせていただきました。
今後の展開
日本遺産の事業では、ストーリーブックは500冊作成しました。ストーリーブックは、エリア内の学校に配布して出前事業等で活用するほか、豊後高田市立図書館や国東市の市立図書館(国東図書館など 4ヶ所)などに配架し、日本遺産の普及啓発事業に活用します。ストーリーブックを通じて、くにさきの鬼の文化が世界に発信されることを願っています。
6月1日より、ストーリーブックの販売が開始しました!
六郷満山日本遺産推進協議会のオンラインショップ「KUNISAKI PEAKS OniLINE」のオープンに合わせて、ストーリーブックの販売も開始いたしました!
遠方にお住いの方々でも、オンラインショップでお買い求めいただければ、お客様のお手元へお届けできます。
ぜひ、下記のリンク先からご覧ください!