2020年11月、真玉海岸が国の登録記念物(名勝地関係)に答申されたことを記念してスタートした企画「真玉海岸リレーデザインプロジェクト」について、ひとまず完結ということでまとめの記事を作りました。
本プロジェクトは、多くのデザイナー様、協力者の皆様のおかげで、より良いものになりました。この場を借りまして、重ねてお礼を申し上げます。
真玉海岸の風景を多くのデザイナーの目を通して見てみたい
真玉海岸は、豊後高田市臼野の周防灘に面する海岸で、眼下に広がる干潟には、自然の作用によって砂漣(波跡や風紋)とよばれる独特の縞模様が現れます。干潟の砂漣に陽光が反射すると、非常に美しい夕景となり、平成初頭辺りからは多くのカメラマンが訪れる撮影スポットとして徐々に著名になっていきました。
そして、この度、真玉海岸が国の登録記念物(名勝地関係)となることから、真玉海岸の観賞に際して、デザイナーの視点で見られると、真玉海岸の新たな一面が見られるのではないかと考えました。更に寄せては返す潮の満ち引きが作り出す模様のように、多くのデザイナーにリレー形式でデザインしてもらえると、様々な真玉海岸が見られ、真玉海岸の魅力が増すのではないかと考えてプロジェクトを企画しました。
結果として、約1年をかけて、9名のデザイナーにご協力いただき、様々な真玉海岸のすがたを見ることができました。
Design.1~9までの軌跡
Design.1 モリヤマケイジ様(国東市国見町)
真玉海岸に感じる地元の人のプライドを、心臓の位置にくる太陽で表現。
Design.2 chami様(国東市国見町)
四季の真玉海岸で様々な楽しみ方をするシロクマを13個の消しゴム判子で表現。
Deign.3 宮崎宏史様(大分市)
毛筆で力強く描いた干潟。光の玉をつなげた真玉の文字で夕陽を表現。
Design.4 吉松ちぐさ様(別府市)
エネルギッシュな太陽と思わずギョッとするリアルなマテ貝をボールペン画で表現。
Design.5 松永昌也様(国東市国見町)
真玉海岸の洲に現れる風紋をモチーフにシンプルに表現。
Design.6 岡美希様(国東市国見町)
真玉海岸の夕陽と干潟を2つの大きな円で印象的に表現。
Deisgn.7 小久保かなた(豊後高田市草地)
楽しそうに潮干狩りをする親子のイラストで表現。
Design.8 ひらいじんた様(別府市)
真玉海岸で見られる様々な生き物をピックアップして表現。
Design.9 遠藤一郎様(豊後高田市)
真玉海岸の精「まったまん」
プロジェクトはひとまず完結
1年をかけて様々な真玉海岸を見せてくれた本プロジェクトもひとまず完結を迎えます。
プロジェクトを通じて、真玉海岸のことをもっと好きになっていただけたのであれば幸いです。
なお、Tシャツの販売はまだ続けておりますので、真玉海岸のTシャツを着て、真玉海岸の夕陽を眺めていただければ幸いです。