「くにさき」の鬼文化をもっと身近に感じてもらうために
日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』のストーリーを、日本史学習を行う前の地域の小学校4~6年生や、日本文化の知識の少ない外国人観光客にも、深く理解していたくために、ストーリーブックを制作しています。
平成30年度は、図鑑部分が完成しました。平成31年度には絵本部分が完成し、合本したものを製本して、各学校や図書館などで活用していきます。
くにさきの鬼(日本語)
修正鬼会(英語)
コンセプト①:ホンモノの鬼文化を詳しく伝えたい(日本語)
天念寺や岩戸寺・成佛寺の鬼や修正鬼会は見たことがあるという方でも、修正鬼会がどのような行事であるのかということや、実は「くにさき」の多くの寺院でも行われていたということなど、まだまだ知らないことがあると思います。
絵本の制作でストーリーの世界観を伝えると同時に、ホンモノの「くにさき」の文化を知っていただくというコンセプトで図鑑を制作しました。
峯入りの解説
「くにさき」の宝の紹介
コンセプト②:鬼をOniと翻訳する世界で最初の図鑑(英語・フランス語)
いままで鬼を英訳する際"Demon"や"Ogre"を使ってきました。しかし、「くにさき」に代表されるように、日本の鬼には「良い鬼」や「お茶目な鬼」など、様々なキャラクターがあり、恐ろしい悪魔や怪物だけではありません。日本固有の文化「鬼」を正しく伝えるために、鬼はOniとそのまま訳出することにチャレンジしました。
日本のOniが世界に羽ばたくための第一歩として、鬼がOniとして登場する世界で最初の図鑑を制作しました。
英語の扉絵
フランス語の扉絵
日本の鬼を紹介するページ(英語)
「くにさき」の様々な鬼伝説を紹介するページ(フランス語)