更新日2024年12月10日
史跡「富貴寺境内」の構成要素である富貴寺本堂の工事が進んでいますので、地元向けの現場公開・説明会を開催しました。
12/5木に田染中学校、12/6金に田染小学校、12/7土に一般参加者向けに実施しています。
富貴寺本堂は、江戸時代中期(1715年)に建てられたとされ、今回の修理はそれから約300年ぶりの大規模修理になります。
平成30年度から全解体、部材補修などを行ってきており、現在建込工事に入っています。工事前の富貴寺本堂は、セメント瓦葺きの屋根をしていましたが、今回は茅葺き型(表面は銅板で覆う)での復元となり、往時の富貴寺本堂の様子が甦る直前となっています。
12/7土の現場公開では、工事の設計監理を行っている(公財)文化財建造物保存技術協会の前堀勝紀さんから、富貴寺本堂の復元方法や、使用される木材などについて説明がありました。
今回のような大規模修理は、100~150年に一度行われるもので、今回のような現場公開は大変貴重なものでした。
富貴寺本堂の保存修理は令和8年度末に完了する予定になっています。