天念寺講堂で日本遺産くにさきを学ぶ音楽&朗読
日本遺産くにさきでは、魅力ある国東半島の文化財を活用しながら、日本遺産のストーリーをより多くの人に届けるためのユニークベニュー公演を開発しています(文化庁「日本遺産魅力増進事業」を活用しています。)。
ユニークベニューとは、特別な場所で行われる公演や催し、会議などのことで、文化財の活用においても、最近注目されるプログラムです。
日本遺産くにさきでは、これまで開発してきている「リトリートツーリズム」のプログラム強化として、また、音楽や朗読という新しい方法でストーリーを伝えることを目的として、別府大学の佐藤晋之先生(文学部司書課程)・赤松秀亮先生(文学部史学・文化財学科)と共同でプログラムを開発してきました。
天念寺での行のシンボル「無明橋」
荒々しい鬼が人々に幸せを届ける「修正鬼会」
暖簾をくぐるとユニークベニューのはじまり
会場に選ばれたのは、日本遺産くにさきのストーリーの根幹でもある天念寺講堂(豊後高田市長岩屋谷)。
日本遺産の根底にある歴史文化について、赤松先生にお話しいただくのにぴったりな舞台です。赤松先生のお話にあわせて演奏されるのが、ギターとシンセサイザー。チャプター毎に合うような美しく優しい曲ができあがりました。
更に、舞台は幕や暖簾で仕切られます。これは講堂内陣に結界を張る「四方固」に着想を得た設えで、修正鬼会当日さながらの引き締まった空気感を演出します。
そしてこの度、12/1(日)に地元向けのリハーサル、12/8(日)にモニター向けの公演を実施しました。
日本遺産くにさきの世界観に浸ることができる特別な空間と特別な公演。
参加者の皆さんからは、楽しいひとときとなった、また、興味深く思ったと、ご感想をいただきました。
プログラム開発チームの紹介
公演振り返りの対話シーン
今後はユニークベニュー公演を、ツアー等で継続して実施できるような設計などを行っていく予定です。