大治5年(1130年)、長安寺六所神社に旧在した太郎天像。角髪を結った童子の姿で表現された太郎天の内部を見れば、頭頂部には不動明王の梵字が書かれている。左右に控える童子も、矜羯羅童子・制多迦童子を表したものである。本来ならば厳しい表情で作られる不動明王を、あえて柔和な顔をした童子で表した本像は、当時の六郷満山の叡智の結晶であるといえよう。
構成文化財の名称 | 木造太郎天立像 |
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構成文化財のよみかた | モクゾウタロウテンリュウゾウ |
指定等の状況 | 国重文 |
カテゴリ | 不動明王 , 平安時代 |
ストーリーの中の位置づけ | 六郷満山を象徴する像。不動明王の化身とされるが、子どもの姿で表され、優しく修行僧を見守る存在でもある。 |
文化財の所在 | 豊後高田市加礼川 |
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