かつて古代の人々が見た「くにさき」の奇怪な峰の連なりを見られるのは周防灘か西叡山の2ヶ所である。周防灘から見えるのは景行天皇が率いるヤマトの人々が渡海するときに見上げた景色であり、西叡山から見えるのは六郷満山のはじまりとも言える幻の古代寺院「高山」の修行僧が見渡した景色である。雲海から浮かび上がる怪しげな山塊の風景は、どこか鬼的な存在を感じさせ、僧侶達を果てなき修行へと誘い、「くにさき」で始まった日本最古の「峯入り」を生み出したのではないだろうか。
構成文化財の名称 | 西叡山 |
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構成文化財のよみかた | サイエイザン |
指定等の状況 | 未指定 |
カテゴリ | 美しい景観 |
ストーリーの中の位置づけ | 古代の頃の六郷満山の筆頭寺院。高山寺という寺院からの眺望は西国東の峰々を一望できる。 |
文化財の所在 | 豊後高田市小田原 |
モデルコース | 日本遺産王道コース 「鬼が棲む景勝地巡り」 |
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